FOMC待ち
年末が近づいたところで「エルサレムはイスラエルの首都と認識すべき」のトランプ大統領のお騒がせ発言が飛び出し、株式市場ではリスクオフの動きが強まりましたが、為替市場は基本的に見慣れた水準での値動き。もちろん今回の中東情勢問題による影響は無視できませんが、目先為替市場の注目点は来年の利上げがどの程度行われるのか?つまり、来週のFOMC待ちと言うことなのでしょう。
そこで来年3回と言われている利上げがドットチャートで確認できるか否かがポイントになります。このところ、インフレ高進が確認できないことから、メンバーの利上げに対する見方が後ずれしているとの見方も広がりつつあるだけに、3回の利上げが確認できるようであれば、年末にかけてドル買い・株高に繋がるものと考えています。
そのFOMCを前に明日米国では雇用統計の発表が予定されています。昨日発表された単位当たり労働コストを見ると、今後に不安を抱かせる結果(前期比-0.2%)でした。相場への影響が軽微であったことは救いであり、雇用統計時に発表される平均時給に注目が集まります。実需動向を確認すると、112円水準では輸入の押し目買い意欲が見られていたようで、雇用統計までは112.00~112.80±20銭程度の小幅な値動きを予想します。雇用統計で好悪どちらかに乖離した数字が出た場合でもこれまでのサポート・レジスタンスポイントが機能すると思われますので、111.20~113.30程度の動きになるのではないでしょうか。
平均時給についての予想は前年比2.7%となっています。少なくとも前回値2.4%を下振れしないことが来年3回の利上げ期待維持の最低条件となりそうです。
そこで来年3回と言われている利上げがドットチャートで確認できるか否かがポイントになります。このところ、インフレ高進が確認できないことから、メンバーの利上げに対する見方が後ずれしているとの見方も広がりつつあるだけに、3回の利上げが確認できるようであれば、年末にかけてドル買い・株高に繋がるものと考えています。
そのFOMCを前に明日米国では雇用統計の発表が予定されています。昨日発表された単位当たり労働コストを見ると、今後に不安を抱かせる結果(前期比-0.2%)でした。相場への影響が軽微であったことは救いであり、雇用統計時に発表される平均時給に注目が集まります。実需動向を確認すると、112円水準では輸入の押し目買い意欲が見られていたようで、雇用統計までは112.00~112.80±20銭程度の小幅な値動きを予想します。雇用統計で好悪どちらかに乖離した数字が出た場合でもこれまでのサポート・レジスタンスポイントが機能すると思われますので、111.20~113.30程度の動きになるのではないでしょうか。
平均時給についての予想は前年比2.7%となっています。少なくとも前回値2.4%を下振れしないことが来年3回の利上げ期待維持の最低条件となりそうです。