米税制改革がカギに
昨日のドル円は110.80円台まで下値を切り下げて9月15日以来の安値を付ける場面があった。ただ、トランプ米大統領が税制改革法案について「順調に進捗している」とツイートすると111円台を回復するなど、同法案に対する市場の関心の高さが覗えた。同法案は昨日から米上院での審議が再開しているが、本日はトランプ大統領が上院共和党の定例昼食会に出席する。30日にも採決が行われる可能性があるとされており、審議の行方が目先のドルの値動きを左右する公算が大きい。その他、本日は米上院の承認公聴会に出席するパウエル次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長候補の発言も注目されそうだ。なお、ドル/円のチャート上の下値ポイントは日足一目均衡表の雲下限110.709円。一方、上値ポイントは200日移動平均線の111.693円(執筆時)。