日米祝日前で動意限定=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2017/11/22 08:49

日米祝日前で動意限定

昨日のドル/円は小幅に下落したが下値は限られた。NY市場では、米長期金利が低下する中で一時112.10円台まで弱含む場面もあったが、株価が堅調だった事もあって112円台半ばへと持ち直して取引を終えている。米国では明日から感謝祭休暇に入る(24日は祝日ではないが連休とするケースが多い)上に、明日は日本も勤労感謝の日で祝日だ。本日については、持ち高調整以上の動きは出にくいだろう。日本の仲値公示(09:55)やロンドン・フィキシング(25:00)など、値決めの前後に多少の動意はあろうが、それ以外は様子見ムードが支配的となりそうだ。なお、NYタイム終盤には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表(28:00)になるが、来月の利上げは既に確定的な上に、来年にはFOMCメンバーがガラリと入れ替わるため、強く材料視される事はないだろう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想