ここからの上値追いには“疑問符”をつけざるを得ない面もあるが…!?
◆下げ圧力先行も、切り返す
※ご注意:予想期間は11月10日と表示されていますが、本日(11月9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“利益確定売り”が目立った
日経平均に引っ張られる格好で、ドル円は“上値の重い”動きを強いられました。
これに蒸し返された“米税制改革を巡る不透明感”が覆いかぶさり、NYタイム序盤にかけて113.40円水準まで下値を切り下げました。
しかし懸念(期待?)されたほど“米10年債債利回り/NYダウ”はネガティブな反応は見せておらず、下げ圧力は“次第に一服”となっていきました。
そして「米上院は税制改革法案を9日に公表」との発表を機に、ドル円は“欧州タイム以降の下落分”を吐き出し、本日に入ってから114円台を回復しています。
◆“疑問符”をつけざるを得ない面もあるが…?
“114.10-40円”にはドル売りオーダーがビッシリと並んでいますので、ここからのさらなる上値追いに関しては“???”といわざるを得ない面はあります。
しかしながら懸念された“米10年国債利回りの低下”は後退(2.30%割れを回避⇒2.336%へと反発)しており、本日の
日経平均急反発で“株高の連鎖⇒リスク選好”も継続していることが窺えます。
さらに“北朝鮮リスク”は依然として不透明感を醸し出してはいるものの、現時点で台頭しているわけでもありません。
“材料不足”の感が否めないだけに、「高値をついて行く」には躊躇せざるを得ない面はあります。
それでも「大きく崩れる」は期待薄…?
下値拡大の局面は「あくまで利益確定売り」と鑑み、「113円台を丁寧に買い拾う」を継続したいところです。
“深い押し”をあまり期待しないように(欲張りすぎないように)」しながら…。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.733(11/6高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:114.493(旧高値抵抗ライン《7/11高値水準》、11/6高値後の76.4%戻し)
上値3:114.334(11/7高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:114.219(11/6~11/8の61.8%戻し)
上値1:114.060(11/6~11/8の50%戻し、11/8高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:113.873
下値1:113.727(11/8安値後の50%押し)
下値2:113.647(11/8安値後の61.8%押し)
下値3:113.507(ピボット1stサポート)
下値4:113.387(11/8安値、20日移動平均線)
下値5:113.191(10/16~11/6の50%押し、日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:25 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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