アサヒＨＤが続伸、貴金属価格が想定上回り１８年３月期業績予想を上方修正

　アサヒホールディングス<5857.T>が続伸し年初来高値を更新している。２６日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、営業利益を１１５億円から１２５億円（前期比６．１倍）へ、純利益を７６億円から８３億円（前期１２億１３００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は１２００億円（同１２．３％増）で据え置いたものの、貴金属価格が想定を上回って推移していることに加えて、貴金属の回収量が計画を上回る見込みであることなどが要因としている。

　また、今年３月に東証１部上場１５周年を迎えたことを記念して、期末に３円の記念配当を実施するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。普通配当と合わせた期末配当は３３円で、年間配当は６３円（従来予想６０円）となる予定で、前期実績の６０円に対しては３円の増配となる見通し。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高５７４億８９００万円（前年同期比１１．２％増）、営業利益６３億８３００万円（同１２．１％増）、純利益４２億８３００万円（同７．６％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）