ドル円は揉み合いに移行・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2017/08/30 13:30

欧米経済指標を睨んだ動きへ・・・・・

昨日の海外市場では、欧州時間には地政学上のリスクを意識した欧州株急落を材料にドル円は下値を探る展開となり、108.27円まで下げ幅を拡大しました。

しかし、トランプ大統領が北朝鮮に対し比較的冷静なコメントを出し、米経済指標が強い数字となるとドル全面高の展開に移行し、ドル円は109.90円付近まで急反発となりました。

本日の東京時間も109円台後半での揉み合いが続き、一時、109.90円台まで上昇する局面が見られましたが、依然として、北朝鮮リスクは消えていない為、110円乗せには至っていません。

この後の海外時間には、ドイツのCPI速報値、米国のADP雇用者数、GDP改定値等が注目されます。ドイツCPIが強い数字となればユーロ高からドル安、米指標が強ければドル高となりそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想