30日の株式相場見通し=円安・ドル高進行を好感し買い先行

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/30 08:33
 30日の東京株式市場は、きのう早朝に北朝鮮の弾道ミサイルが日本列島上空を通過したことによる地政学リスクの高まりは継続するものの、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることが好感されて、輸出関連の主力銘柄を中心に買いが先行することになりそうだ。30日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円70銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比56.97ドル高の2万1865.37ドルと反発した。北朝鮮が28日夕刻(米東部時間)に弾道ミサイルを発射し、日本上空を通過して太平洋上に落下したことを受け、地政学リスクの高まりから投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、アジア・欧州株が軒並み安となり、米株式市場でも取引開始直後にはNYダウ平均株価が一時、前日比134ドル安まで売り込まれる場面もあった。ただ、その後は米調査会社コンファレンス・ボードが29日午前に発表した8月の消費者景気信頼感指数が、市場予想に比べて良好な結果だったことなどが買い支援材料となって、NYダウ平均株価は前日比プラス圏に浮上した。ナスダック総合株価指数は、前日比18.871ポイント高の6301.886と続伸した。

 日程面では、YouTuberを中心とするクリエイターのマネジメント業務、クリエイターに関連するプロモーション提案やグッズ販売、動画コンテンツの制作などを手掛けるUUUM<3990.T>が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、メイ英首相が来日(9月1日まで)、7月の商業動態統計に注目。海外では、米4~6月期のGDP改定値、米4~6月期の企業利益速報値、8月のADP全米雇用リポートが焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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