新日鉄住金など鉄鋼株売られる、業種別値下がり率で断トツ◇

　新日鉄住金<5401.T>、ジェイ　エフ　イー　ホールディングス<5411.T>など鉄鋼株が売られており、業種別騰落率で１０時現在断トツの値下がり率となっている。米トランプ政権の先行き不透明感が高まっていることを背景に、これまで掲げていた１兆ドル規模のインフラ投資など経済政策も議会との折り合いがつきにくくなっている。米インフラ投資に伴い鉄鋼特需が見込めるとの見方もあっただけに、その期待の剥落が株価に反映されている。また、トヨタ自動車<7203.T>が系列部品メーカーに支給する自動車用鋼材価格を引き下げる見通しと一部で報じられており、これも鉄鋼セクターにはネガティブ材料として意識されているもようだ。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）