ダブルトップ完成(NYダウ)
9月の米議会再開を前に、NYダウが崩れ始めてきた。昨日はネックラインを割り込んで下げ加速、ダブルトップ完成となった。景気サイクルからは、2017年後半~2018年にかけて、いつリセッセッション入りしてもおかしくない時間帯であったが、①北朝鮮を巡る地政学リスク、②白人至上主義者と反対派の衝突でのトランプ大統領の対応ミス、③それに伴い米企業が一斉にトランプ政権との距離を取り始めた事、④コーン国家経済会議(NEC)委員長辞任観測報道、⑤スペインでのテロ(イスラム国(IS)が犯行声明)などが嫌気された。
ドル円も、北朝鮮リスクの一服感から今週前半は自律反発を見せたが、週後半にかけて戻りを売られて反落している。今年のドル円は4月・6月と108円台は買い拾われたが、6月同様、ダブルボトムとなって下値を切り上げるのか、それとも110円台が上値抵抗に変化するのかが、テクニカル面からの焦点だ。
21日から米韓合同軍事訓練(乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン)が開始する。25日は北朝鮮・先軍節。24-26日は、ジャクソンホール・シンポジウム。9月1日に雇用統計、9日は昨年核実験が実施された北朝鮮建国記念日と重要イベントが相次ぐ。昨晩はユーロがECB議事要旨を受けて売られた事がドルの下値を支えたが、9月上旬にかけて、地政学リスクと政治リスクを睨みながら金融市場は神経質な展開が予想される中、一旦株価が下げ始めると値幅が大きくなる可能性もあり、ドルも追随しそうな雰囲気だ。NY金(12月限)が1310ドルを回復してくると、市場がリスクを本格的に織り込み始める証左となろう。
イランのロウハニ大統領は15日、米国が対イラン制裁強化を続ければ、米国などと結んだ核合意の破棄もあり得ると警告しており、現段階で材料としてはノーマークに近い中東情勢にも用心したい。9月上旬には、メッカの大巡礼も控える。
ドル円も、北朝鮮リスクの一服感から今週前半は自律反発を見せたが、週後半にかけて戻りを売られて反落している。今年のドル円は4月・6月と108円台は買い拾われたが、6月同様、ダブルボトムとなって下値を切り上げるのか、それとも110円台が上値抵抗に変化するのかが、テクニカル面からの焦点だ。
21日から米韓合同軍事訓練(乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン)が開始する。25日は北朝鮮・先軍節。24-26日は、ジャクソンホール・シンポジウム。9月1日に雇用統計、9日は昨年核実験が実施された北朝鮮建国記念日と重要イベントが相次ぐ。昨晩はユーロがECB議事要旨を受けて売られた事がドルの下値を支えたが、9月上旬にかけて、地政学リスクと政治リスクを睨みながら金融市場は神経質な展開が予想される中、一旦株価が下げ始めると値幅が大きくなる可能性もあり、ドルも追随しそうな雰囲気だ。NY金(12月限)が1310ドルを回復してくると、市場がリスクを本格的に織り込み始める証左となろう。
イランのロウハニ大統領は15日、米国が対イラン制裁強化を続ければ、米国などと結んだ核合意の破棄もあり得ると警告しており、現段階で材料としてはノーマークに近い中東情勢にも用心したい。9月上旬には、メッカの大巡礼も控える。