リチウム電池関連が軒並み高、需給逼迫で関連銘柄に物色の矛先再び◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/15 10:24
 田中化学研究所<4080.T>が続伸で一時8.6%高に買われたほか、ダブル・スコープ<6619.T>ステラ ケミファ<4109.T>古河電池<6937.T>、昭和電工<4004.T>などリチウムイオン電池関連株が軒並み上昇基調を強めている。

 世界的な環境規制の高まりで、欧米や中国などで電気自動車(EV)へのシフトが加速している。そのなか動力源となるリチウムイオン電池の供給が間に合っていない現実が浮き彫りとなってきた。住友金属鉱山<5713.T>が前週発表した4~6月期決算では最終損益が前年同期の69億3600円の赤字から220億8200万円の黒字に急回復、これを手掛かりに大きく買われたが、リチウム電池材料の好調な伸びがこの背景にある。これを契機に正極材や負極材、セパレーターなどを手掛ける企業群に改めてマーケットの注目が集まっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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