仁丹が後場上げ幅を拡大、サラシアなどの機能性素材が伸長し第１四半期大幅増益

　森下仁丹<4524.T>が後場上げ幅を拡大している。午後１時２０分ごろに発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高２６億８２００万円（前年同期比０．６％減）、営業利益２億１５００万円（同２．８倍）、純利益１億４７００万円（同３．５倍）と大幅増益となったことが好感されている。

　機能性表示食品「ヘルスエイドシリーズ」やカプセル受託事業は落ち込んだものの、独自素材であるローズヒップやサラシアなどの機能性素材が大幅に伸長したことが寄与した。また、効率的なプロモーション活動やコストダウン諸施策で原価率の低減を図ったことも利益押し上げに貢献した。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、売上高１２０億円（前期比９．４％増）、営業利益５億円（同１７．１％増）、純利益４億円（同６６．０％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）