下落往き過ぎ感は、これから“よりクローズアップされる”…!?
◆一時110円割れも、その後は買い戻し優勢…
※ご注意:予想期間は8月3日と表示されていますが、本日(8月2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“トランプ政権に対する先行き不透明感(警戒感)”は継続し、“もう一段の下値試し”は続きました。
NYタイム中盤にはとうとう、110円の大台ラインをも割り込む続落を見せています。
一方で大きなストップロスが絡むことはなく、その後は買い戻しが優勢となっています。
109円台では買い意欲も見られており、110円半ばへ値を戻して、そのまま昨日の取引を終えています。
◆ドル売り基調は継続も、突っ込んだ動きには警戒感…
ドル売り基調は続いているものの、突っ込んだ動きには警戒感も台頭しつつあります。
またISM製造業景況指数は下回ったものの、PCEコアデフレータが事前予想を上回ったことは大きく、ドル売り一服に寄与していると見られます。
足元のドル売りの主な要因は“トランプ政権の先行き不透明感”と“米インフレ鈍化懸念”ですが、後者に関しては“先週末の米GDP/昨日のPCEコアデフレータ”で幾分緩みつつあります。
つまり“片輪走行的な動き”に変わりつつある状況であり、ドル売り圧力は“必然的に緩みやすい”と考えることが可能です。
そうなると“短期的な下落往き過ぎ感”は“よりクローズアップされる”と考えても、何あら不思議ではありません。
だからといって“すぐさま底打ち⇒反発”というわけにはいかないでしょうが、本日は米雇用統計の前哨戦(ADP雇用統計)も予定されています。
“底入れムードが醸成”されるかは別にして、少なくとも“利益確定の買い戻しが入りやすい”“継続的なドル売りは期待薄”と見て、本日も臨みたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.328(7/28高値、7/26~8/1の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.000(大台、7/26~8/1の50%戻し、日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.769(7/31高値、7/26~8/1の38.2%戻し)
上値2:110.663(ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.585(8/1高値)
前営業日終値:110.372
下値1:110.182(8/1安値後の61.8%押し)
下値2:110.000(大台、ピボット1stサポート)
下値3:109.925(8/1安値)
下値4:109.634(ピボット2ndサポート)
下値5:109.343(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:29 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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