マルコは急反落、公募増資と自社株処分発表で希薄化など懸念◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/01 11:13
 マルコ<9980.T>が急反落。株価は前日に比べ一時5%安に売られた。31日取引終了後、公募増資と自己株処分の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化や需給悪化を懸念する売りが膨らんだ。

 1393万2300株の公募増資と156万7700株の公募による自己株処分、上限208万株のオーバーアロットメントによる売り出しと第三者割当増資を実施する。公募に伴う調達資金は最大で約79億7900万円で、直営店の出店・改装費用およびシステム開発の設備資金や、マルコクレジットの運営に伴う運転資金などに充てる。発行済み株式数は最大で約18%増える見込み。発行価格は8月8日から10日のいずれかの日に決定する。

 同時に18年3月期第1四半期(4~6月)の利益が黒字転換したことを発表。売上高は33億9800万円(前年同期比27.0%増)、最終損益は3億4500万円の黒字(同8億9800万円の赤字)だった。RIZAPグループ<2928.SP>傘下で体形補整用下着などを手掛ける同社は、新たに自社割賦による「マルコクレジット」制度を導入したほか、販売促進策の強化やコスト構造の見直しを進めた効果が出ている。18年3月通期は期末一括配当で1円(前期は無配)も予定している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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