出光興産は後場値を消す、公募増資による希薄化を再度警戒◇
出光興産<5019.T>は後場に入り値を消す展開。同社が実施する公募増資に対し創業家が新株発行の差し止めを求めた仮処分の申し立てで、東京高裁は19日、即時抗告を却下した。創業家は最高裁に抗告しない方針であり、これに伴い、公募増資の実施が決定した。公募増資により創業家の持ち株比率は低下するため、昭和シェル石油<5002.T>との合併が前進するとの見方から前日は株価が上昇したが、この日は改めて1株当たり利益の希薄化が警戒されている様子だ。公募増資の発行価格は2600円で払い込み日はきょう20日。受渡日は21日。発行済み株式数は最大で約30%増える見込みだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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