エンシュウが続伸、利益確定の売りこなし朝安から切り返す◇

　エンシュウ<6218.T>は前日のストップ高に続き上値追い。同社は１１日取引終了後、トヨタ自動車<7203.T>と共同開発したレーザークラッドバルブシート加工機の量産を開始し、トヨタの新世代ＴＮＧＡエンジン量産ラインに納入することを発表、前日はストップ高で大引けに買い物を残す人気となっていた。

　６月１５日の急騰時につけた高値１６７円を前日に１円上回ったものの、「（会社側は）１８年３月期への影響はないとしており、収益寄与にはやや時間がかかる。“一文新値”の相場格言もある。今の相場は個人投資家資金の回転が速く、意外に長続きしないケースも多い」（市場関係者）と指摘する声もあった。朝方は目先筋の利益確定売りに押され、マイナスで始まったが午前１０時過ぎに売り物がきれたところで大口の買いが入り始めプラス圏に切り返している。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）