◆円安は日経平均の上昇材料よりも、銘柄選びの切り口として考えた方がよさそう
11日の日経平均は、底堅そうですが、上値も重そうなので横ばいの想定です。
週明け(10日)の日経平均は、好調な雇用統計を受けた円安と米国株高が買い手がかりになって反発、3日ぶりに終値で2万円台を回復しました。
1ドル=114円台の円安は輸出関連株などの大型株が動きやすい材料だと思われたのですが、東証1部の売買代金は2兆円をわずかに超える程度に留まりました。売買代金の水準からは積極的に上値が買われたとは感じない状況でした。
やや盛り上がりに欠ける反発でしたが、日経平均は先週末にデッドクロスした5日線と25日線をそろって上抜けしたので、短期的な下落ムードは後退した可能性がありそうです。
5日線と25日線を抜けて上昇傾向につながりそうですが、売買代金が少なかったことを割り引いて考えて、明日は上値が重い横ばいの想定です。
来週7月20日の安川電機を皮切りに3月決算企業の第1四半期決算発表シーズンが始まるので、チャートの上昇転換期待よりも決算発表待ちで2万円をはさんだもみ合いになるのではないかと考えています。
一方、日経平均は円安に比べると上昇していないのですが、振り返ると6月に1ドル=110円台を割り込む円高基調のときに2万円台を回復しているためだと考えられます。
ドル円は5月の1ドル=114円台に戻っているのですが、日経平均は5月とほぼ同じ水準なので、水準の比較感から円安にそれほど連動しなくなっているのだと思われます。
ただし、円高が重しで上値が重かった輸出関連株は円安が手がかりになっているようなので、銘柄選定の切り口として考えた方がよさそうです。
週明け(10日)の日経平均は、好調な雇用統計を受けた円安と米国株高が買い手がかりになって反発、3日ぶりに終値で2万円台を回復しました。
1ドル=114円台の円安は輸出関連株などの大型株が動きやすい材料だと思われたのですが、東証1部の売買代金は2兆円をわずかに超える程度に留まりました。売買代金の水準からは積極的に上値が買われたとは感じない状況でした。
やや盛り上がりに欠ける反発でしたが、日経平均は先週末にデッドクロスした5日線と25日線をそろって上抜けしたので、短期的な下落ムードは後退した可能性がありそうです。
5日線と25日線を抜けて上昇傾向につながりそうですが、売買代金が少なかったことを割り引いて考えて、明日は上値が重い横ばいの想定です。
来週7月20日の安川電機を皮切りに3月決算企業の第1四半期決算発表シーズンが始まるので、チャートの上昇転換期待よりも決算発表待ちで2万円をはさんだもみ合いになるのではないかと考えています。
一方、日経平均は円安に比べると上昇していないのですが、振り返ると6月に1ドル=110円台を割り込む円高基調のときに2万円台を回復しているためだと考えられます。
ドル円は5月の1ドル=114円台に戻っているのですが、日経平均は5月とほぼ同じ水準なので、水準の比較感から円安にそれほど連動しなくなっているのだと思われます。
ただし、円高が重しで上値が重かった輸出関連株は円安が手がかりになっているようなので、銘柄選定の切り口として考えた方がよさそうです。