キユソ流通は続伸、５月中間期営業利益２ケタ増を好感

　キユーソー流通システム<9369.T>が続伸している。５日の取引終了後、第２四半期累計（１６年１２月～１７年５月）連結決算を発表し、売上高７７７億２３００万円（前年同期比３．４％増）、営業利益２３億７７００万円（同１１．９％増）、純利益１２億９２００万円（同２８．１％増）と２ケタ営業増益だったことが好感されている。

　食品メーカーなどを得意先とする共同物流や、コンビニエンスストアなどの流通業を主な得意先とする専用物流の新規・領域拡大が伸長したことに加えて、運送業務の合理化改善や保管の効率化が進捗し、人件費の増加などを吸収した。

　なお、１７年１１月期通期業績予想は売上高１５６５億円（前期比２．３％増）、営業利益５１億円（同５．３％増）、純利益２７億５０００万円（同６．４％増）の従来見通しを据え置いている。

　同時に、１７年１１月期単独業績予想について、純利益を１２億円から１３億６０００万円（前期比６２．１％増）に上方修正した。営業費用の減少や子会社からの受取配当金が増加したことが要因としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）