＜注目銘柄＞＝ツクイ、主力の在宅介護で事業拡大

　ツクイ<2398.T>は、神奈川県を地盤に全国展開する介護サービス大手。高齢化社会の進展に伴い介護需要は今後も増加することが見込まれ、同社の成長性への期待は高い。

　今１８年３月期の連結業績予想は、売上高が８２２億４２００万円（前期比１２．２％増）、営業利益が５１億４２００万円（同３５．４％増）。年間配当は前期比２円増配の１０円を計画している。今期は主力の在宅介護で、利用率の向上と各種加算の取得に注力するとともに、デイサービス２４カ所、グループホーム４カ所の開設を予定。サービス付き高齢者向け住宅ではテナント方式１カ所を開設するとしており、これらが業績に寄与することが期待される。

　株価は年初から下落基調が続いたものの、４月２０日につけた年初来安値５９８円を底に足もとは出直り気配。６００円台半ばにある７５日移動平均線を上抜けば、戻りに弾みがつきそうだ。（参）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）