【売り】タカタ㈱(7312)リコール問題関係で新旧分離型法的整理案検討、しばらく様子見が無難か= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/04/29 00:46

■注目銘柄:【売り】タカタ㈱(7312)

シートベルト、エアバッグなど自動車安全部品で世界2位。

■注目理由
2月10日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期(平成28年1月1日~平成28年12月31日)の業績は、売上高△9.5%と減収ながら親会社株主に帰属する四半期純利益は△671.3億円と赤字転落(前年同期は25.2億円の黒字)。
併せて、通期の同損益を従来予想の200億円の黒字から△640億円(前期は△130億円)に下方修正、一転して赤字見通しとなっており、やや苦戦しているようだ。

欠陥エアバッグのリコール問題に関連し、同社が新旧分離型の法的整理案を検討していると報じられた。
米KSS設立の新会社がエアバッグなど事業を買い取り、旧会社にリコール関連の債務を残して弁済を担わせる方針といい、トヨタ自動車など大口債権者はこれに大筋合意したもよう。(出典:2017年4月27日 フィスコ)
これを受けて27日8時20分から真偽確認のため売買停止、同日午後時点でストップ安売り気配となっており、目先は売りが先行する可能性もある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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