12日の株式相場見通し=地政学リスク足かせで動けず、1ドル=109円台の円高で売り先行
12日の東京株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりが足かせとなり、多くの市場参加者が身動きの取れない状態が続いているため、買い見送り姿勢の強いなか、売り先行となりそうだ。12日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円70銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行しており、これも輸出関連銘柄への売り材料となる。
11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比6.72ドル安の2万651.30ドルと小幅反落した。シリアや北朝鮮を巡る地政学リスクが高まっていることへの警戒感から売りが優勢となり、ダウ平均株価は一時、前日比で100ドルを超える下落幅となる場面もあった。米長期金利の低下で金融株などが売られた。ただ、午後に入って13日から本格化する決算発表シーズンを目前にして、企業業績の向上を期待した買いが入り下落幅が縮小した。原油先物価格上昇に伴い、資源関連株が買われたことも相場の下支えとなった。 ナスダック総合株価指数は、前日比14.154ポイント安の5866.772と小幅反落した。
日程面では、家庭日用品、インテリア用品、住宅設備機器などの総合小売業および住宅リフォームなどの事業を手掛けるLIXILビバ<3564.T>が東証1部に新規上場する。このほかに、2月の機械受注、3月の企業物価指数、10日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)ストルテンベルグ事務総長と会談、米3月の財政収支、米3月の輸入物価指数、中国3月の消費者物価指数・卸売物価指数、石油輸出国機構(OPEC)月報が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比6.72ドル安の2万651.30ドルと小幅反落した。シリアや北朝鮮を巡る地政学リスクが高まっていることへの警戒感から売りが優勢となり、ダウ平均株価は一時、前日比で100ドルを超える下落幅となる場面もあった。米長期金利の低下で金融株などが売られた。ただ、午後に入って13日から本格化する決算発表シーズンを目前にして、企業業績の向上を期待した買いが入り下落幅が縮小した。原油先物価格上昇に伴い、資源関連株が買われたことも相場の下支えとなった。 ナスダック総合株価指数は、前日比14.154ポイント安の5866.772と小幅反落した。
日程面では、家庭日用品、インテリア用品、住宅設備機器などの総合小売業および住宅リフォームなどの事業を手掛けるLIXILビバ<3564.T>が東証1部に新規上場する。このほかに、2月の機械受注、3月の企業物価指数、10日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)ストルテンベルグ事務総長と会談、米3月の財政収支、米3月の輸入物価指数、中国3月の消費者物価指数・卸売物価指数、石油輸出国機構(OPEC)月報が焦点となる。(冨田康夫)
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