<動意株・4日>(大引け)=日本電子材料、西松屋チェーン、テックファームなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/04 15:16
 日本電子材料<6855.T>=大幅続伸。3日付で独立系投資運用会社のタワー投資顧問が同社株式5.41%を保有する大株主に浮上したことが判明、これが個人投資家を中心とした短期資金の流入を誘った。投資家の追随買いの背景にあるのは18年3月期の業績V字回復期待とPBR0.7倍台という指標面からの出遅れ感だ。3次元NAND型フラッシュメモリーなど次世代商品の普及加速に伴い、ウエハー検査用プローブカードを製造販売する同社の上値期待も膨らんでいる。

 西松屋チェーン<7545.T>=引けにかけ上げ幅拡大。同社は午後2時30分ごろに自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を49万5000株(発行済み株数の0.76%)、または5億円としており、取得期間は4月6日から21日まで。 また、同時に発表した18年2月期単独業績予想が、売上高1430億円(前期比4.9%増)、営業利益87億1500万円(同10.7%増)、純利益57億9500万円(同13.2%増)と連続2ケタ営業増益を見込んでいることも好感されているようだ。積極的な出店を行う一方、採算の悪化した店舗についてはスクラップを進め収益性の改善を実施。また、インターネット販売の事業基盤強化を進め、さらなる事業の拡大を図るとしている。

 テックファームホールディングス<3625.T>=急反発。この日午前、カジノを含む統合型リゾート(IR)導入に向けた推進本部の初会合が首相官邸で開かれているが、日経速報ニュースなどで「政府はカジノの運営方法や入場規制について本格的な検討を進め、秋の臨時国会にIR実施法案の提出を目指す」と報じられており、法案提出へ向けた作業加速への期待が高まっているようだ。同社はカジノ向けの決済システムを手掛けているほか、海外のカジノ施設の運営状況などを調査し、カジノ関連事業への参入を支援するサービスも展開。なお、カジノ関連銘柄では、オーイズミ<6428.T>などにも物色が波及している。

 フルヤ金属<7826.T>=ストップ高で、年初来高値更新。同社は3日、人体に有害な揮発性有機化合物(VOC)や植物の腐敗を早めるエチレンの除去用として需要が高まっている低温活性触媒「FT-eco触媒」の量産技術を確立し、今月から量産体制を構築すると発表。これが材料視されているようだ。一般的な担持触媒を用いてVOC、エチレンを効率的に分解除去する場合には、200度以上の高温雰囲気下で反応させる必要があるが、FT-eco触媒はゼロ度から30度の室温レベルで効率的に除去することが可能。会社側では、空気清浄や青果物・花木の鮮度保持のほか、抗菌、排ガス浄化、化学品合成、センサー電極触媒などへの用途拡大を目指すとしている。

 成学社<2179.T>=ストップ高。同社は3日、子会社のアプリスがフィリピンで現地の日本人向けに英会話運営会社を設立したと発表。さらなる海外展開などが期待されているようだ。また、同日には、国内でグループが運営している個別指導形態の学習塾「個別指導学院フリーステップ」に、今後2年程度をかけてサテラインを開講することも明らかにした。大学受験に向けて多様なサービスを提供することが目的で、初年度となる18年3月期にはフリーステップ教室(現在173カ所)の90カ所程度にサテラインを開講するとしている。

 ジャステック<9717.T>=急伸し年初来高値更新。同社は3日の取引終了後に発表した第1四半期(16年12月~17年2月)連結決算が、売上高49億6800万円(前年同期比38.6%増)、営業利益6億8100万円(同68.1%増)、純利益4億8100万円(同50.5%増)と大幅増益となったことが好感されている。ソフトウエア開発事業における金融・保険業向け、サービス業向けおよび製造業向けなどの開発案件が増加したことに加えて、同事業の原価率改善も寄与した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
2,136.0
(11/22)
+6.0
(+0.28%)
2,262.0
(11/22)
+136.0
(+6.39%)
612.0
(11/22)
+11.0
(+1.83%)
348.0
(11/22)
-6.0
(-1.69%)
3,510.0
(11/22)
+10.0
(+0.28%)
2179
793.0
(11/22)
+3.0
(+0.37%)
1,934.0
(09/10)
-2.0
(-0.10%)