株価はレンジ上抜けでさらに上昇か【2017/03/06/-03/10】

著者:横山利香
投稿:2017/03/04 19:35

高値掴みには注意

日経平均株価はトランプ大統領の議会演説を機に、もみ合いレンジを上に抜けました。
前回「外部環境で動く可能性が考えられるため、レンジブレイクがはっきりと出た時点でのトレンドフォローがよい」と解説しました。
株価はイベント通過で上にブレイクしましたが、想定レンジの範囲内の動きの一週間となりました。

米国の株式市場は引き続き堅調で、NYダウは3月1日に2万1,000ドルの大台にのせました。
ドル円相場ではドル買いの動きで、1米ドル114円台でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、もみ合いレンジを上に抜けましたが、小幅な上昇でした。
短期的なレンジの上値は1万9,800円、下値は1万9,000円、それぞれプラスマイス250円とします。
今週はメジャーSQを通過します。3月末には、配当や株主優待を狙った株主優待の権利確定日があります。
上に抜けたとは言え、株価は高い日もあれば安い日もあります。トレンドフォローでも時間軸に気を付けた売買を心掛けましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想