一旦“揉みあい”に移行…!?
※ご注意:予想期間は2月17日と表示されていますが、本日(2月16日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
あと一歩、届きませんでした。
好内容の米経済指標を背景に、ドル円は順調に上値を伸ばしていきました。
しかし115円ラインを突破し切るには至らず、その後は“利益確定売り”が勝りました。
一時は113.85円水準へと下落するなど、3日ぶりの反落を演じています。
◆状況は変わらないが、目先は“一服感”が台頭しやすい…?
もっともイエレンFRB議長は昨日も“タカ派寄り”姿勢を崩しておらず、「雇用状況はある意味十分」との発言も跳び出しました。
ドル買いが促されやすい状況は変わっておらす、このまま“続落⇒下値追い”と見るのはちょっと想定しづらいところです。
ただ押し戻されたのは事実ですので、目先は“一服感の台頭”をより想定せざるを得ないところです。
リスクイベントを終えたマーケットの関心は「2-3週間以内に驚くべき税制案を発表」により向かうと見られますが、このタイミングで“金利先高観のみを囃したドル買い”が膨らむと見るのも少々無理があります。
オーダー状況を見ると“113.90-80円にドル買いオーダー”“114.40-50円にはドル売りオーダー”がそれぞれ分厚く、動きづらい展開も想定されるところです。
「1円強の急落」ではありますが、「大きく崩れる展開は想定しづらい」。
つまり「押したところは買い拾い継続」と見ますが、目先は「前記レンジ内にて揉みあい」と見るのが自然かもしれませんね。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.377(1/20高値、1/27高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:115.000(大台、50日移動平均線、2/15高値)
上値3:114.801(ピボット1stレジスタンス)
上値2:114.527(2/15高値後の61.8%戻し)
上値1:114.395(2/15高値後の50%戻し、2/15安値後の戻り高値)
前営業日終値:114.184
下値1:114.000(大台)
下値2:113.853(2/15安値、2/14~2/15の61.8%押し水準)
下値3:113.661(2/7~2/15の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:113.395(20日移動平均線)
下値5:113.257(2/14安値、2/7~2/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加