＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」３位にキタムラ

　「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の１５日午後２時現在で、キタムラ<2719.T>が「売り予想数上昇」で３位となっている。

　１４日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を１６６８億円から１４０５億円（前期比８．９％減）へ、営業損益を１４億円の黒字から１６億円の赤字（前期９億４６００万円の黒字）へ、最終損益を６億５０００万円の黒字から２４億円の赤字（同７０００万円の黒字）へ下方修正しており、これが売り予想数の上昇につながっているようだ。

　スマートフォンの販売が低調なほか、内製プリントや外注プリントの販売枚数が減少していることなどが影響するという。また、主力の「カメラのキタムラ」と写真館「スタジオマリオ」をあわせて３月末までに８１店舗、来年３月末までに４８店舗、合計１２９店舗を閉鎖すると発表しており、これに伴い約１３億円の特別損失を計上することも最終損益を悪化させる。さらに、業績予想の修正に伴い、期末一括配当を従来計画２０円から１０円減額の１０円（前期２０円）へ引き下げている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高１０８１億２８００万円（前年同期比９．３％減）、営業利益７億１６００万円（同７２．４％減）、最終損益８億５００万円の赤字（前年同期１５億９００万円の黒字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）