■買い優勢も、早くも買われ過ぎの水準に接近
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■先週を振り返ると、やはり米国の主要3指数が史上最高値を背景に、ドル下落に歯止めがかかりました。ドルインデックスの週間ベースをみると6週連続陰線からの陽線になったことで、やや落ち着き感が出た印象です。
そんなドル下落の歯止めがかかった今週末の日米首脳会談を見ての印象としては、名指しで通貨安誘導はなかったので、週明けのギャップダウンは避けられました。
■日本の報道だけをみれば両国のトップが親密な関係を築けたと報道していますが、果たしてそんな捉え方で良いのかやや疑問に感じています。
というのも、トランプ大統領は、ビジネスマンであるがゆえに、今後は米国に有利な条件を貿易や安全保障の面で突きつけてくる可能性があるということを忘れてはいけないと考えています。
今週は、トランプ大統領も明言している「大型減税政策」が期待されることから、株高ドル高をイメージしたいですが、この減税策がどの程度の範囲なのか?当然、想定の範囲を超えるようであればドル高、しかしそうでない場合はややドル売りの流れに傾きやすいとみています。
昨年までは、大型インフラ政策に期待していたが、やはり最近の流れを見る限り、トランプ大統領に対する不人気ぶりからか、国民の不満を消し去る作戦「インフラ政策→大型減税策」にシフトしたのではないかとみています。
■イエレン議長の議会証言は?
年3回の利上げに対する修正はないのか?また、来月3月利上げはあるのかに注目したいです。
これまでトランポノミクスと題して大型景気刺激策をイメージしていたので、最低年3回は追加利上げの必要性はあったものの、既にインフラ政策のイメージはやや後退気味になり、大型減税策にシフトしたことをみれば、追加利上げの時期を早める必要性はなくなったのではないかとみています。
(※3月の可能性がないということではありません・・)
■最後は、貿易不均衡是正のためのドル安政策です。
今首脳会談でふれなかったものの、やはりこの点にはトランプ大統領はこだわりを持っている為、再びドル売り要因になりやすいということも頭に入れて置く必要があります。
また、来月15日で債務上限引き上げの期限に向けて、「財政の崖」について不安要素が露呈する格好になりそうです。
その意味では米議会とのせめぎ合いがどこまで膨れ上がるかにも注目したいです。この問題次第では「トランポノミクス」にも陰りが出始めるので、今まで期待先行となっていた景気刺激策に対する株高も大幅な調整局面にもつながるのでこの点にも注目したいです。
■日足の平均改良版は、陽線転換となりましたが、大幅上昇というよりは、高値は限定されることが考えられます。
日足ベースで75日線を一旦割り込み、再浮上したことで買い優勢になりやすく、未だに「投げ売り」が出ていないところをみれば調整終了とは言いがたいです。
今週は移動平均75日線がキープできなければですが・・・、
先週安値(111.58円)を割り込み110円トライも可能性はありそうです。
■先週を振り返ると、やはり米国の主要3指数が史上最高値を背景に、ドル下落に歯止めがかかりました。ドルインデックスの週間ベースをみると6週連続陰線からの陽線になったことで、やや落ち着き感が出た印象です。
そんなドル下落の歯止めがかかった今週末の日米首脳会談を見ての印象としては、名指しで通貨安誘導はなかったので、週明けのギャップダウンは避けられました。
■日本の報道だけをみれば両国のトップが親密な関係を築けたと報道していますが、果たしてそんな捉え方で良いのかやや疑問に感じています。
というのも、トランプ大統領は、ビジネスマンであるがゆえに、今後は米国に有利な条件を貿易や安全保障の面で突きつけてくる可能性があるということを忘れてはいけないと考えています。
今週は、トランプ大統領も明言している「大型減税政策」が期待されることから、株高ドル高をイメージしたいですが、この減税策がどの程度の範囲なのか?当然、想定の範囲を超えるようであればドル高、しかしそうでない場合はややドル売りの流れに傾きやすいとみています。
昨年までは、大型インフラ政策に期待していたが、やはり最近の流れを見る限り、トランプ大統領に対する不人気ぶりからか、国民の不満を消し去る作戦「インフラ政策→大型減税策」にシフトしたのではないかとみています。
■イエレン議長の議会証言は?
年3回の利上げに対する修正はないのか?また、来月3月利上げはあるのかに注目したいです。
これまでトランポノミクスと題して大型景気刺激策をイメージしていたので、最低年3回は追加利上げの必要性はあったものの、既にインフラ政策のイメージはやや後退気味になり、大型減税策にシフトしたことをみれば、追加利上げの時期を早める必要性はなくなったのではないかとみています。
(※3月の可能性がないということではありません・・)
■最後は、貿易不均衡是正のためのドル安政策です。
今首脳会談でふれなかったものの、やはりこの点にはトランプ大統領はこだわりを持っている為、再びドル売り要因になりやすいということも頭に入れて置く必要があります。
また、来月15日で債務上限引き上げの期限に向けて、「財政の崖」について不安要素が露呈する格好になりそうです。
その意味では米議会とのせめぎ合いがどこまで膨れ上がるかにも注目したいです。この問題次第では「トランポノミクス」にも陰りが出始めるので、今まで期待先行となっていた景気刺激策に対する株高も大幅な調整局面にもつながるのでこの点にも注目したいです。
■日足の平均改良版は、陽線転換となりましたが、大幅上昇というよりは、高値は限定されることが考えられます。
日足ベースで75日線を一旦割り込み、再浮上したことで買い優勢になりやすく、未だに「投げ売り」が出ていないところをみれば調整終了とは言いがたいです。
今週は移動平均75日線がキープできなければですが・・・、
先週安値(111.58円)を割り込み110円トライも可能性はありそうです。