東京株式(前引け)=反落、円高への警戒感くすぶり上値重い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/02 11:45
 2日前引けの日経平均株価は前日比48円15銭安の1万9099円93銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は9億6285万株、売買代金概算は1兆918億2000万円。値上がり銘柄数は724、対して値下がり銘柄数は1130、変わらずは146銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、寄り付きは売り買い交錯で始まったが、その後は徐々に売り物に押される展開を強いられた。前日の米国株市場はNYダウが4日ぶりに反発するなどトランプリスクを意識した売りが一巡、米経済指標の強さも確認されリスクを取る動きが再燃したものの、東京市場では円高警戒感がくすぶる。外国為替市場では一時1ドル=112円台に入るなど円高が進行しており、これを嫌気するかたちで主力株の上値が重くなっている。ただ、有機EL関連などテーマ株への物色意欲は旺盛で、日銀のETF買いへなどの思惑もあり、下げ幅は限定的なものにとどまっている。

 個別ではトヨタ自動車<7203.T>が軟調、SMC<6273.T>も売りに押された。TDK<6762.T>も安い。日本光電<6849.T>が急落したほか、カプコン<9697.T>も大きく値を下げた。スカパーJSATホールディングス<9412.T>も売られた。半面、ブイ・テクノロジー<7717.T>が商いを伴い上値追い、村田製作所<6981.T>も堅調。日本通信<9424.T>が物色人気となったほか、中外製薬<4519.T>も大幅高。コロプラ<3668.T>が高く、リンクアンドモチベーション<2170.T>も買いを集めている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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