群栄化が後場急上昇、１７年３月期業績予想を上方修正

　群栄化学工業<4229.T>が後場急上昇している。この日前引け後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を２１億円から２７億円（前期比３１．２％増）へ、純利益を１５億円から１８億円（同３２．２％増）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は従来予想の２５６億円（同横ばい）を据え置いたものの、電子材料向け製品が堅調に推移したことに加えて、海外子会社業績が好調に推移したことが利益を押し上げた。また、グループを挙げた原価低減活動が奏功したことや、前年度まで不調だった食品事業で改善が見られたことも貢献した。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高１９１億５４００万円（前年同期比１．７％減）、営業利益２２億２３００万円（同３３．５％増）、最終利益１７億２８００万円（同３３．７％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）