【買い】東京エレクトロン(8035):続伸を期待=GLA小池麻千子

投稿:2017/01/26 08:57

【買い】東京エレクトロン(8035):続伸を期待

銘柄紹介:高利益体質の成長企業
半導体、液晶向けに強みを持つ、世界4位の半導体製造装置最大手です。
半導体製造の前工程の6つのカテゴリーで参入しており、市場規模310億ドルの半導体前工程製造装置市場で約17%のシェアを握ります。

利益面を見ると総利益率は40%を超えた高水準に達しています。営業利益率はすでに17.6%ですが納期短縮による外注費削減などを含めたコストダウン策を厳密に推し進める方針でとしており、今後は米アプライドマテリアルズや蘭ASMLなど海外勢の15~26%水準に近づいていくと思います。

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25日のニューヨークダウは前日比155.80ドル高の20,068.51ドルで取引を終えました。1896年の算出開始以来となる2万ドル超えです。好調な米国企業業績を受けての上昇となりました。
そしてダウの上昇を受け、米国10年債利回りは前日比0.05上げて2.521%と高水準です。113円台で推移しています。
ただ、強い経済指標が発表される中で、大規模減税に規制緩和、インフラ投資、という経済に前向きな政策方針が示されていおり、FRBが目指す「物価の安定」「雇用の最大化」は達成しつつあります。
こうした米国経済の明るい見通しによってFRBは利上げに前向きになっており、ドル高の流れには変わりないとみて、今後日本株市場にとってもポジティブな展開が期待できると思います。

半導体市況は、需要拡大に押し上げられ、上昇が続いており、前週比で2%以上上昇しています。ちなみに2016年フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は41%余り上昇しました。

またSEMIの半導体製造装置市場予測によると2017年の半導体製造装置の世界販売額は2016年比で11.2%増の410億8000万米ドルに達するとみられています。400億米ドル超えは2011年以来となります。
また日本製半導体製造装置の需給環境も3カ月連続で需要超過を示しているなど市場環境は良好です。

経済見通しが明るくなる中、企業の設備投資需要拡大を受けた業績伸長が期待できるのではないかと思います。
小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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