東京株式(大引け)=269円高、景気回復期待で鉄鋼・非鉄株など買われる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/25 15:53
 25日の東京株式市場は朝方から大幅に買いが優勢となり、為替動向を横目に途中伸び悩んだものの後場買い直され、日経平均株価は1万9000円台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前日比269円51銭高の1万9057円50銭と3日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は19億3434万株、売買代金概算は2兆2344億8000万円。値上がり銘柄数は1529、対して値下がり銘柄数は385、変わらずは88銘柄だった。

 前日の欧米株市場が総じて高く、米国市場ではNYダウはじめ主要指数が大きく上昇、ナスダック指数とS&P500指数は過去最高値を更新したことで、前日まで2日続落していた東京市場もリスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。為替が一時1ドル=114円近辺までドル高・円安に振れたこともあって、日経平均は先物を絡め朝方に急速に水準を切り上げ、1万9100円台まで買われる場面があった。取引時間中は円が買い戻される展開となり伸び悩んだが、後場は再び円安方向に傾いたことで全体相場も主力株中心に幅広く買い直された。東証1部の値上がり銘柄数は1500を超え、業種別には全面高となり、世界的な景況感改善期待から、鉄鋼や非鉄、機械株などの上昇が目立った。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が東証1部断トツの売買代金をこなし上値追いとなったほか、ブイ・テクノロジー<7717.T>も高い。トヨタ自動車<7203.T>など自動車株も買いを集めた。ファナック<6954.T>信越化学工業<4063.T>も上昇した。トクヤマ<4043.T>が大きく買われ、ブレインパッド<3655.T>は一時ストップ高となる人気に。安永<7271.T>も大幅高。タカタ<7312.T>は値幅制限いっぱいまで上値を伸ばし気配値で張り付き、大引けに買い物を残した。

 半面、東芝<6502.T>がやや売り物に押されたほか、日本電産<6594.T>が軟調。大東建託<1878.T>も値を下げた。ライトオン<7445.T>が急落、タカラレーベン<8897.T>アダストリア<2685.T>などの下げも目立つ。松竹<9601.T>大王製紙<3880.T>が安く、日本テレビホールディングス<9404.T>も軟調。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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