米系大手証券、12月短観でソフトウエア投資額は金融機関の強さ継続と指摘◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/16 14:45
 JPモルガン証券は14日、ビジネスソリューションセクターに関するリポートを発表した。これによると、日本銀行が14日に発表した12月短観概要で、ソフトウエア投資額の16年度計画は、金融機関で前年度比16.1%増(9月短観比0.9ポイント増)と強さが際立ったという。

 銀行業が若干上方修正されているほか、信用金庫・系統金融機関などが前年比29.2%増と15.7ポイントの大幅上方修正になっていることが主因。特に、NTTデータ<9613.T>が協同組織金融機関向けに15年10~12月期に続けて16年7~9月期に大型案件を受注し、好調が持続する可能性が高いとみるほか、金融機関向けの構成比が高い野村総合研究所<4307.T>にはポジティブな内容としている。

 一方で、製造業は6月短観から0.6%増→9月短観0.1%減→12月短観0.8%減と軟化傾向が続いていると指摘した。TIS<3626.T>のプロセス系製造、SCSK<9719.T>大塚商会<4768.T>の製造業向け上期(4~9月期)は同3~8%台で増加傾向だが、下期以降は引き続き注視が必要としている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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