日立ハイテクが一時６％高で新高値、１７年３月期業績予想の増額修正を好感

　日立ハイテクノロジーズ<8036.T>が急反発。株価は一時、前日比６％高に買われ年初来高値を更新した。同社は２７日の取引終了後、１７年３月通期の利益の増額修正を発表し、連結純利益は３１５億円から３５５億円（前期比１．４％減）に見直した。また、年間配当も従来予想に比べ５円増の７０円（前期比５円増）とすることも明らかにした。

　科学・医用システムで医用分析装置の販売が引き続き堅調なほか、電子デバイスシステムにおいて測長走査電子顕微鏡（ＳＥＭ）の販売が好調に推移。また、半導体製造装置の受注も順調に拡大している。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は２７日、「年明け以降、半導体製造装置の受注はさらに活発化してくる」と予想しポジティブに評価している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）