◆ネックライン突破…!
※ご注意:予想期間は10月14日と表示されていますが、本日(10月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
上抜けた…!
リスク回避姿勢が後退した昨日は、前日とは打って変わり、円売りが目立ちました。
一方で米年内利上げ観測を背景にしたドル買い圧力は相変わらずであり、ドル円にはかなりの上昇バイアスがかかった格好といえます。
米10年国債利回りが一時1.80%手前へ上昇したことも大きく、“104円手前の分厚いドル売りオーダー”を突破すると“ネックライン(9/2高値:104.316円)”をも突破し、104.474円・Bidへと駆け上っていきました。
◆“目先の上昇一服感”には注意が必要…
この高値は「7/21~8/16の61.8%戻し(104.439円)とほぼ合致」しますので、“目先の上昇一服感”が台頭しかねない状況であることには注意しておく必要があります。
それを後押しするかのように、まとまった規模のドル売りオーダーが“104.50-60円”水準に散見されているとあっては、なおさらです。
戻り売り主体で見てきた向きが押し目買いに向き直すタイミングに差し掛かっていることも、いわゆる“にわか上値期待”の増加⇒上昇一服感を促しかねないということにも、注意を払っておく必要がありそうです。
◆それでも条件は整いつつある…
それでも昨日のFOMC議事録は、“サプライズこそなかった”ものの“利上げ条件が整いつつあるがFOMCの総意”であることを示唆する内容であり、米年内利上げ観測はより高まりやすくなっています。
それでいてリスク回避姿勢は後退しつつあり、積み上がったドル売り・円買いポジションも全てが解消されたというわけではありません。
目先は“上昇一服”を懸念せざるを得ませんが、これらを曇らせるサプライズでも跳び出してこない限り“上値追いは継続”と考えたいところです。
引き続き、“押し目買い”で臨みたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.385(週足・一目均衡表基準線)
上値4:105.167(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:105.000(大台)
上値2:104.675(ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.474(10/12高値、7/21~8/16の61.8%戻し水準)
前営業日終値:104.183
下値1:104.000(大台)
下値2:103.833(10/10~10/12の38.2%押し)
下値3:103.634(10/10~10/12の50%押し)
下値4:103.499(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値5:103.379(100日移動平均線、10/10~10/12の61.8%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:07 ドル円 抵抗・支持ライン追加