久光薬は大幅反落、「モーラステープ」苦戦で８月中間期は２ケタ営業減益

　久光製薬<4530.T>は大幅反落し、一時、前日比５１５円（９．４％）安の４９６５円まで売られている。１１日の取引終了後に発表した第２四半期累計（３～８月）連結決算で、売上高７４４億４７００万円（前年同期比９．７％減）、営業利益１２８億７５００万円（同１１．３％減）となり、２ケタ減益となったことが嫌気されている。

　４月の薬価改定や診療報酬改定の影響を受けて、主力の消炎鎮痛剤「モーラステープ」の販売が減少したことが響いた。また、米国で後発品との競争が激化したことや円高の影響で、海外市場が落ち込んだことや、研究開発費が増加したことも利益を圧迫した。

　なお、１７年２月期通期業績予想は、売上高１５５０億円（前期比４．２％減）、営業利益２８０億円（同１．０％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）