ツカモトが動意、超低ＰＢＲで昨年の急騰劇再現に思惑

　ツカモトコーポレーション<8025.T>が動意含み、一時前日比１０．５％高に買われ１００円近辺のもみ合いを放れてきた。同社株は和装を中心とした総合繊維商社大手だが、さが美<8201.T>が投資ファンドの買収合戦の思惑から急騰していることを受けて、「類似業態として個人投資家を中心とする短期資金が連想買いを入れている」（国内ネット証券）という。

　昨年６月にも経済産業省の「和装振興研究会」による「着物の日」の設置提言を受けて、さが美に追随するかたちでストップ高に買われた経緯があるだけに、投機資金の食指を動かしたようだ。また、同社株はＰＢＲが０．４倍台と割安感が際立っており、バリュー株の側面からも人気素地がある。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）