<注目銘柄>=レーザーテック、今期計画は保守的で上振れも

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/09/21 10:10
半導体関連装置の受注環境良好

 レーザーテック<6920.T>は、8月31日に年初来高値2118円を付けたあと、調整しているが、一巡感台頭から再度高値更新を狙う動きが期待できそうだ。

 半導体用マスクブランクス欠陥検査装置や高精細FPD用フォトマスク欠陥検査装置などで高シェアを誇るが、足もとで17年に本格量産が予定される10ナノメートル世代向け投資が継続していることや3DNAND向け大型投資が予定されていること、さらに有機EL投資が盛り上がっていることなどを背景に受注環境は良好。これを受け会社側では17年6月期売上高を過去最高の171億円(前期比11.8%増)と見込む。

 一方、利益面では研究開発費やその他販管費の増加などで、経常利益は37億円(同19.1%減)の見込み。ただ、大手ファウンドリの業績貢献は、顧客の投資規模や納入時期などに不透明感があり、保守的に組み入れたもようで、上振れの可能性もある。(仁)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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