株価睨みの神経質な展開へ・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/09/13 15:55

今夜は材料難・・・・・

昨日の海外市場では、日経平均株価に続き、欧州株が下げ幅を拡大する動きとなった為、欧州時間からドル円が下落基調を強め、102円の大台を割り込む動きとなりました。

更に、ブレイナード・米FRB理事が講演で、「緩和策の解除には引き続き慎重さ必要」、「先手を打つような予防的な利上げは説得力を欠く」とハト派的発言をした事で、101.56円まで安値を更新しました。

本日、東京時間のドル円は、日経平均株価が一時的に下落に転ずる局面で101.40円台まで下げ幅を拡大しましたが、株価が持ち直すと、102円台を回復する等、ドルは軟調地合いは脱しています。

この後の海外市場では、重要な米経済指標の発表が予定されておらず、FRB関係者も発言のブラックアウト期間入りとなっている為、欧米株価を睨んで方向感に乏しい神経質な展開が継続しそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想