◆一転、米9月利上げ観測後退
※ご注意:予想期間は9月14日と表示されていますが、本日(9月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
そううまく事は運ばない…。
注目のブレイナードFRB理事講演は「金融緩和解除は慎重に行うべき」等、“ハト派寄り”発言が繰り返されました。
9月利上げ観測は後退し、ドルは幅広い通貨に対して売り込まれる中で、ドル円は101.55円水準へと下落していきました。
◆地合いは“ドル軟調”、ただリスクセンチメント改善で“加速はしない”…?
本日からブラックアウト(金融政策の発言禁止)期間に入る中、その直前に行われたブレイナード発言は意識されやすいと考えるのが自然です。
このため本日はドル軟調地合いが想定され、上値の重い展開を強いられる可能性が高まっています。
ただし目先の金利先高観後退は株高を支援しやすく、現に昨日もNYダウ急反発をもたらしています。
「ドル買いは抑制されやすい」が、リスクセンチメント改善から「ドル売りが加速する状況ではない」。
それでいて「年内利上げの可能性はなくなっておらず」、時間的スパンを広げれば「金利先高観は残る」…。
101円前半を試しにいく展開は否定できませんが、リスク回避の後押しがなければ加速することはない…。
戻り売りにばかり意識が向きがちですが、実は押し目買いチャンス…?
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.666(9/12高値)
上値4:102.483(9/9~9/12の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:102.306(9/9~9/12の50%戻し)
上値2:102.129(9/9~9/12の38.2%戻し)
上値1:102.000(大台、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:101.831
下値1:101.737(20日移動平均線)
下値2:101.555(9/12安値)
下値3:101.421(9/8安値、ピボット1stサポート)
下値4:101.195(9/7安値)
下値5:101.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
10:56 ドル円 抵抗・支持ライン追加