日金銭、１７年３月期通期営業利益予想を上方修正

　日本金銭機械<6418.T>は６日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を３００億円から３０１億円（前期比１．１％増）へ、営業利益を１５億円から１７億円（同１３．６％増）へ上方修正した。

　北米、欧州地域において在庫調整が一巡したことや、ゲーム機の入れ替え需要が活発化したことなどにより、紙幣識別機ユニットと紙幣還流ユニットの販売が増加したほか、利益面ではプリンター事業で前期に取り組んだ人員の適正化などのコストシナジーが表れた。また、シチズンホールディングス<7762.T>の連結子会社であるシルバー電研（東京都杉並区）が手掛ける遊戯機器事業の一部を譲り受けしたことも寄与する。ただ、海外現地法人の法人税額増が見込まれることから最終利益は９億円から６億４０００万円（同７９．３％増）へ下方修正した。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）