＜注目銘柄＞＝ツクイ、ＤＳ利用者増が業績牽引

中期計画の超過達成にも期待

　ツクイ<2398.T>は下値模索の動きとなっているが、業績好調を背景に底打ちから本格反騰の動きが期待できる。

　第１四半期（４～６月）は経常利益が１１億５７００万円となった。前期第４四半期から連結決算に移行したため比較はないが、前年同期の単独決算との比較では２．１倍だった。注目は主力のデイサービス（ＤＳ）利用者数の増加だ。月次のＤＳ利用者推移をみると、１６年３月期通期は前年比９．７％増だった伸び率は、今年４月以降は２ケタ増となり、直近７月では前年比１０．６％増だった。積極的な営業強化策が着実に実りつつあり、ＤＳ利用者の拡大傾向は続きそうだ。

　会社側では１７年３月期経常利益４１億５１００万円（前期比５１．９％増）を見込むが、第１四半期を考慮すると上振れの公算大。また、１８年３月期に経常利益５４億６５００万円を目指す中期経営計画を推進しているが、これも超過達成が期待できそうだ。（仁）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）