JUKIが16年12月期業績・配当予想を下方修正、中国設備投資需要の減退響く

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/03 15:30
 JUKI<6440.T>がこの日の取引終了後、16年12月期の連結業績見通しについて、売上高を1150億円から1040億円(前期比7.9%減)へ、営業利益を60億円から42億円(同40.9%減)へ、最終利益を30億円から10億円(同74.0%減)へ下方修正した。

 産業装置事業における中国における設備投資需要減退の影響を、新興国市場でのビジネス拡大でカバーできなかったことが要因としている。また、大幅な円高ドル安で推移したことで債権の評価替えによる差損が発生したことや、繰延税金資産の回収可能性の見直しにより税金費用が発生したことなどから、最終利益の修正幅が大きくなっている。なお、業績予想の修正に伴い、従来中間10円、期末25円としていた配当予想について、期末一括20円に引き下げるとあわせて発表した。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高509億9100万円(前年同期比11.1%減)、営業利益20億2800万円(同52.0%減)、最終損益2億3200万円の赤字(前年同期27億1900万円の黒字)だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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