日本ライフＬがカイ気配スタート、心房細動治療関連商品が好調で１７年３月期業績予想を上方修正

　日本ライフライン<7575.T>がカイ気配スタートとなっている。７月２９日の取引終了後、１７年３月期の連結業績見通しについて、売上高を３４６億９９００万円から３７９億９１００万円（前期比２４．４％増）へ、営業利益を４６億８６００万円から６８億６６００万円（同８５．６％増）へ上方修正したことが好感されている。

　心房細動のアブレーション治療の症例数が当初の想定を上回り推移していることを背景に、心房細動治療の関連商品が伸長しており、ＥＰ（電機生理用）／アブレーション事業が好調に推移していることが要因。自社製品が中心である同事業の売上構成比が高くなっていることで、売上総利益率も計画を上回ることが見込まれるとしている。

　なお、あわせて発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高８９億５００万円（前年同期比３２．０％増）、営業利益１７億４４００万円（同２．７倍）だった。

　また同日には、米エンドロジックス社（カリフォルニア州）と、腹部大動脈瘤治療用ステントグラフトの日本国内における独占販売契約を締結したと発表しており、これも好材料視されている。１７年度中の上市を目指すとしており、業績への貢献が期待されている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）