<動意株・15日>(前引け)=ファーストリテ、一六堂、エスケイジャパン

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/07/15 11:41
 ファーストリテイリング<9983.T>=急反騰。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(15年9月~16年5月)決算は、売上高1兆4346億1600万円(前年同期比6.4%増)、営業利益1458億2900万円(同23.0%減)、最終利益710億1000万円(同46.4%減)と大幅営業減益だったが、3~5月では営業利益は18.6%増となっており、足もとの業績改善を好感した買いが入っている。3~5月期は、ジョガーパンツやスカンツなどのトレンド商品やエアリズム素材やドライ素材を使ったスポーツキャンペーン商品の販売が好調で、国内既存店売上高は前年を上回った。また、海外ユニクロ事業もグレーターチャイナが増益に転じたが、第3四半期累計では、暖冬による冬物衣料の不振で減益となった上期の大幅減益をカバーしきれなかった。

 一六堂<3366.T>=一時ストップ高。同社は14日の取引終了後、17年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算を発表。売上高は23億3500万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は1億1900万円(同69.1%増)、純利益は7400万円(同34.4%増)と大幅な増益となったことを好感している。不振が続いていた「もつ鍋 黒き」業態の4店舗を含む5店舗の業態変更と池袋地区の2店舗の閉店を実施し、既存店の強化と効率化に注力している。なお、同時に自社株取得枠の設定を発表した。上限を47万株(発行済み株数の4.92%)、または1億7000万円としており、取得期間は7月15日か11月30日まで。

 エスケイジャパン<7608.T>=ストップ高。同社は14日取引終了後に、17年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。営業損益は5700万円の黒字(前年同期は3700万円の赤字)に浮上し、通期計画8000万円に対する進捗率は71.3%に達した。売上高は12億3800万円(前年同期比9.1%増)で着地。ゲームソフトキャラクター商品などが好調に推移し、主力のキャラクターエンタテインメント事業の売上高が8億3000万円(同29.9%増)となったことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

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出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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