トーセイ、サンフロンティアなど不動産流動化関連が高い、日銀の追加緩和期待が追い風

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/07/14 10:36
 ファンド組成やリノベーションマンションなど不動産流動化を手掛ける中小型不動産株に買いが集まっている。都心を事業基盤に中小型物件でファンドを手掛けるトーセイ<8923.T>は4日続伸で13週移動平均線を上に抜け、年初来高値847円を視界に捉えてきた。また、首都圏で中古不動産の改装・販売を主力とするサンフロンティア不動産<8934.T>も4日続伸で底入れ足をみせている。同じく首都圏で中古マンションやアパートのリフォーム販売を展開するムゲンエステート<3299.T>や、関西地域を営業地盤に投資向けマンションなどの流動化ビジネスを手掛けるサムティ<3244.T>なども買いが優勢だ。

 デフレ脱却をテーマに政府・日銀の足並みを揃えた景気刺激策への期待が高まっている。そのなか日銀の金融政策決定会合が今月28、29日までの日程で予定されており、追加緩和の可能性が強く意識されているようだ。緩和期待を背景に金利敏感株をトレードする「日銀プレー」の対象として不動産セクターへの注目度は高い。なかでも超低金利による調達コストの負担軽減を材料に流動化ビジネスを手掛ける中小型株は値動きが軽く、個人を中心とした短期資金の物色対象に浮上している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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