イェレン議長議会証言が焦点に・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/06/21 15:50

早期利上げへの意欲が示されるかがポイント・・・・・

昨日の海外市場では、週末に行われた英国の最新世論調査で、EU残留派がリードを奪い返した事を材料に、強まったポンド買いの影響が、他の通貨にも及び、ユーロ、ドル、円がともに売られる展開となりました。

東京時間には、ポンド円が急伸した事で、ドル円も大幅高。しかし、NY時間になると、ポンドに対すドル安の影響が円にも及んだ他、一時的にポンド円に仕掛け売りが入った事もドル円を押し下げ、一時、103.70円台まで急落しました。

本日の東京時間のドル円も、朝方は103円台で軟調な展開が続きましたが、反落してスタートした日経平均株価が上昇に転時た事もあって、ドル円も連れ高となり、現在は104円台半ばまで値を戻す展開となっています。

今夜はイェレンFRB議長の米上院での議会証言に市場の焦点が集まりそうです。議長が早期利上げに意欲を示す可能性は織り込まれていない為、多少タカ派的な発言が飛び出すと、意外なドル高につながる可能性はありそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想