英国情勢睨み続く・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/06/17 17:33

銃撃事件は世論調査に影響するか?・・・・・

昨日の海外市場では、日銀が追加緩和を見送った事を材料とした円買いの流れが欧州時間序盤に継続し、103.56円と2014年8月以来の安値を更新しました。

しかし、英国で残留支持派の国会議員が銃撃されて死亡する事件が勃発。この為、離脱の可能性が幾分低くなったとしてポンドが急反発。これがリスク回避の巻き戻しとなり、ドル円も104.60円まで反発しました。

本日の東京時間にも朝方にポンドを買い上げる動きが見られ、日経平均株価も急反発となった事から、ドル円も104.80円台まで値を伸ばしました。現在は、戻り売りに押され、再び104.10円台で取引されています。

この後の海外時間にも英国のEU離脱問題の行方とポンド相場の動向に、全ての通貨が左右されそうです。銃撃事件の影響が最新の世論調査に現れて来ると、材料視されるものと思われます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想