ＣＡＣＨＤが一時プラス転換、感情コンピューティング分野の米ベンチャーに出資

　ＣＡＣ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ<4725.T>が前場終盤にプラスに転じたものの、全般安もあってすぐにマイナスに沈んでいる。午前１１時ごろ、顔画像分析などによる感情認識プラットフォームを開発する米のスタートアップ企業アフェクティバ社（マサチューセッツ州）に約１億円の出資を行ったと発表しており、これを好感した買いが株価を引き上げた　

　投資先のアフェクティバ社は、マサチューセッツ工科大学メディアラボからのスピンオフ企業で、７５カ国、４００万人、４００億件という膨大な表情データを蓄積しており、ディープラーニング技術を用いて表情の画像からさまざまな感情を読み取り可視化する技術を事業化した感情コンピューティング分野のパイオニアで市場リーダーといわれている。今回の出資は、日本における感情コンピューティング市場の開拓とビジネス展開を進めるとともに、既に投資を行っているソーシャルロボット事業での活用を目指すものだとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）