■「米利上げ遅延=ドル売り」という図式?
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■昨日は、注目する材料もなく原油や株式市場を眺めながらの展開となりました。
原油価格は年初来高値を更新し、1バレル50ドルの水準を引値ベースで上回り、リスク選好の円売りが優勢となっていましたが、6日のイエレンFRB議長のスピーチで利上げ時期について言及しなかったことが相場の重しとなっています。
本日も特に注目する材料がない中、原油や株式の動きを横目にしながらの展開になりそうです・・・。
■昨日の値動きで気がかりなことが一つあります。それは、原油価格が50ドルを上回ったにも関わらず、欧米株式市場やドル円の動きがさえないことです。
振り返れば、今年の暴落相場の根源はこの「原油価格」が投げ売られたことで、産油国を始め、資源国や新興国への負の連鎖から相場的にはリスク回避に走りました。
しかし、「原油価格回復=リスク選好」にはなっていない・・、
それは世界経済や景気の不透明さなのかそれとも…
市場参加者は、FRBの金融政策に疑問が出始めているのではないかとみています。
昨年末、利上げした段階で、今年の利上げ年4回のペースを予定していたものが、既にそのシナリオは崩れ、年2回ないし1回といったシナリオに変更しました。
しかし、ここにきて今年の利上げは無いといった説も否めなくなっているのです。
5月のイエレン議長のスピーチはあくまで、条件が整えば緩やかな利上げトレンドを描くことを言及しましたが、今回のスピーチは、その文言すらないということは、いかに先週末の雇用統計に失望した事がうかがえます。
いくら単月ベースとはいえ、ここまで悪い数字が出ることは想定外で、議長が描く利上げシナリオも、現段階では不透明かつ仕切り直しになったのではないかとみています。
■為替市場では「米利上げ遅延=ドル売り」という図式になるとみています。
ドル売りトレンド再開を基本ベースに、本日は、直近安値(6日106.35円)ないし、先月安値(2日105.54円)にトライする可能性もあるとみています。
■昨日は、注目する材料もなく原油や株式市場を眺めながらの展開となりました。
原油価格は年初来高値を更新し、1バレル50ドルの水準を引値ベースで上回り、リスク選好の円売りが優勢となっていましたが、6日のイエレンFRB議長のスピーチで利上げ時期について言及しなかったことが相場の重しとなっています。
本日も特に注目する材料がない中、原油や株式の動きを横目にしながらの展開になりそうです・・・。
■昨日の値動きで気がかりなことが一つあります。それは、原油価格が50ドルを上回ったにも関わらず、欧米株式市場やドル円の動きがさえないことです。
振り返れば、今年の暴落相場の根源はこの「原油価格」が投げ売られたことで、産油国を始め、資源国や新興国への負の連鎖から相場的にはリスク回避に走りました。
しかし、「原油価格回復=リスク選好」にはなっていない・・、
それは世界経済や景気の不透明さなのかそれとも…
市場参加者は、FRBの金融政策に疑問が出始めているのではないかとみています。
昨年末、利上げした段階で、今年の利上げ年4回のペースを予定していたものが、既にそのシナリオは崩れ、年2回ないし1回といったシナリオに変更しました。
しかし、ここにきて今年の利上げは無いといった説も否めなくなっているのです。
5月のイエレン議長のスピーチはあくまで、条件が整えば緩やかな利上げトレンドを描くことを言及しましたが、今回のスピーチは、その文言すらないということは、いかに先週末の雇用統計に失望した事がうかがえます。
いくら単月ベースとはいえ、ここまで悪い数字が出ることは想定外で、議長が描く利上げシナリオも、現段階では不透明かつ仕切り直しになったのではないかとみています。
■為替市場では「米利上げ遅延=ドル売り」という図式になるとみています。
ドル売りトレンド再開を基本ベースに、本日は、直近安値(6日106.35円)ないし、先月安値(2日105.54円)にトライする可能性もあるとみています。