メジャーSQ週なので乱高下に注意:株価レンジ【2016/06/06-06/10】

著者:横山利香
投稿:2016/06/04 12:06

ドル円は短期的にドル売りトレンド発生

日経平均株価は5月31日に高値1万7,251円まで上昇しましたが、6月3日は1万6,642円で取引を終えました。前回、三角保ち合いの中での動きに終始しており、引き続き方向感のない展開が続く可能性があると解説しました。

設定した目標株価の上限は1万7,150円、下限は1万6,500円、それぞれプラスマイナス150円としましたが、その範囲内での動きに終始し、「トレンド転換が確認されるまでは短期売買に徹し吹いたら売り」の展開になりました。

また、ドル円は雇用統計の結果を受けてドル売りが進行。1米ドル106円台まで円買いが進行しています。短期的には、円買いトレンドが発生しました。

さて、気になるのは今後の動きです。

日経平均株価は、株価チャートを見る限りでは、下値支持線を下回りました。中長期的な三角保ち合いが続いていますが、いずれは三角保ち合いをブレイクし、新トレンドが発生します。

それまでは三角保ち合いの範囲内での動きを想定し、レンジの上限は1万6,600円、下値は1万6,000円それぞれプラスマイナス150円とします。なお、4月12日(1万5,963円)の窓はまだ埋めていません。早いものでもうメジャーSQ週ですから、乱高下には注意です。

中長期トレンドに変更がなく、トレンド転換が確認されるまでは短期売買に徹し、吹いたら売りに徹しましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想