多木化学が朝高のあと値を消す、魚のうろこ由来コラーゲンで高強度ファイバー開発と報じられる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/05/31 11:13
 多木化学<4025.T>は朝方に一時、前日比30円高の694円まで買われたが、その後は値を消す展開となっている。きょう付の化学工業日報で、「魚のうろこ由来コラーゲンで高強度なファイバーを開発した」と報じられており、これを好材料視した買いが入ったが、次第に利益確定売りが優勢となっているようだ。

 記事によると、高濃度化が難しかったコラーゲン溶液で15%濃度の製造に成功したことで、湿式法での紡糸が可能となり、シルクと同程度の強度を実現したという。生体内に存在するコラーゲン分子の構造のまま配向して線維化、集束している構造は人体組織を再現しているため、欠損した靭帯や腱などの再生材料を作れる可能性があるとしており、事業化への期待も強いようだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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