G7への警戒で動意薄の展開・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/05/20 10:23

下落する場合は押し目買いで・・・・・

昨日の海外市場では、米失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀景況指数がともに予想よりも弱い数字となった事から、ドル円は売られ、109.70円付近まで押し戻される動きを見せました。

しかし、ダドリー・米NY連銀総裁が、「6月FOMCでは、間違いなく利上げが議論される」等と述べると、再び利上げ観測がドルを下支え、110.00円付近まで値を戻す動きで取引を終えました。

東京時間が始まり、日経平均株価は小動き。為替相場も、G7・財務相・中央銀行総裁会議を睨んで、様子見気分から方向感に欠ける展開が続いています。

G7でルー・米財務長官から、介入に否定的な発言が出る可能性はありますが、現在、市場の関心は、米国の早期利上げの可能性に移っており、ドルが売られた処は、押し目買いのチャンスだと思われます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想